予防分野に挑戦!治療家が出会う‘‘肩こり持ち‘‘の人の3つの特徴
年々予防分野への注目は集まってきており、‘‘この先予防分野にも携わっていきたいと‘‘興味を持たれている方も多いことと思います。ネットなどで肩こり対策の記事が上がっていたり、実際に理学療法士や柔道整復師などの治療家が活躍している情報は目にしてはいるものの、‘‘いざ行動を起こそうとしてもまだ何をしたらいいかわからず、時間だけが過ぎてしまった‘‘という方も多いのではないでしょうか。
近年では予防分野において治療家の活躍の必要性が高まってきており、特に若い世代のケガや病気の予防は、痛みや病気などを我慢しながら仕事をしている状態による経済的損失や健康状態低下を防ぐだけでなく、将来的な転倒などによる機能低下、重篤な疾病予防にも繋がると考えられます。
この記事では、予防分野で頻繁に出会う‘‘肩こり持ちの人‘‘についての特徴をお伝えし、臨床経験のある治療家が、前知識としてまずはどのようなことを知っておけばいいのかをお伝えできればと思います!
肩こり持ちの人の特徴①:自分の肩こりについて何をしていいのかわからない
最近多いのは、‘‘コロナ禍で肩こりが酷くなった‘‘という経緯をもったケースです。
そもそも肩こりになりやすい方の特徴は多く、デスクワーカーの場合、ほとんどは‘‘定期的な運動をしていない‘‘ ‘‘長時間PC作業をしている‘‘といった習慣が多く見られます。また昨今では健康への意識も高まっており、テレビや雑誌などでも多くの健康特集が組まれています。ですが、「実際にはその中のどれをどのように、どのくらい実践したらいいのかわからない」「いろんな方法を試したが、自分に合った肩こり対策がわからない」という方がほとんどです。病院に行くほどでもないけど、肩こりのせいでなんとなく仕事がはかどらない、スケジュールが忙しいため手軽に問題を解決したい方の場合、自分が悩んでいるその時に健康の専門家に相談できたら心強いですよね!
肩こり持ちの人の特徴②:運動をする習慣がない
コロナ禍となり、緊急事態宣言下で自粛生活を強いられるようになってからは、出勤する日数の減少により通勤時の移動がゼロになった、という方が大勢出ています。例えば、これまでは社内を移動したり、休憩時間に食事を食べに移動することでも運動になっていたのですが、通勤できなくなることで日常生活の中での運動が激減してしまったのです。そもそも運動が苦手という方にとっては、仕事以外で体を動かしたり意識的に運動をする習慣がない場合も多く、慢性的な肩こりに悩まされている方が多い印象です。このような生活習慣の変化は心身の健康に大きな影響を与えやすく、実際に論文でもそのような結果が報告されています。
肩こり持ちの人の特徴③:休憩を忘れている
肩こり持ちの人のほとんどが、‘‘仕事中に休憩を取れていない‘‘人です。この‘‘休憩を取れていない‘‘についてですが、‘‘1日中座りっぱなし‘‘ ‘‘ずっとPC作業に没頭している‘‘といったように、お昼休み以外に姿勢を崩したり、動いたりすることがない状況が多く見られます。
長時間作業を継続することで、身体や脳に疲れが溜まってしまうため、肩こりや目の疲れ、集中力の低下などが起きるといわれています。厚生労働省のガイドラインによると、1日に4時間以上のパソコン作業は心身の疲労蓄積が大きいという報告があります。また疲れを溜めずに仕事をする方法として、‘‘パソコン作業などをするときは、1回の連続作業時間は1時間以内にする‘‘という内容が記載されています。しかし実際には、デスクワーカーで1日のPC作業時間が8時間を超える方は本当に多いのが現状です。
就労状況がテレワークになると、良くも悪くも自分のペースで仕事ができてしまい、休憩を取る意識が薄くなります。例えば会社の中にいると、コピーを取りに行ったり、誰かに話しかけられたり、会議のために部屋を移動したりといったデスク上の作業とは別の短い作業ができるため、現行の作業をストップして、別の用事を挟むといった‘‘作業の分散‘‘が自然とできていることが多いです。ですがテレワークの場合、住み慣れた自宅が職場であるため、必要な物品はすぐ手の届くところにあり、ほとんどの人がたった1人で仕事をし、移動するといっても家の中なので範囲も限られています。最近だとコロナ禍の影響で、頻繁には外に出れないという方もいます。
私生活と仕事の区別がつきにくい環境にいると、仕事のメリハリもなくなってしまい、‘‘休憩をとらない‘‘、‘‘ずっと同じ姿勢で仕事をしている‘‘習慣になりやすいのです。
‘‘肩こり持ち‘‘さんの悩みを解決しよう!
今回は肩こり持ちの人の特徴を3つご紹介しましたが、実際にお会いしてお話しすると、まだまだ他にも様々な特徴がみられることがあります。
‘‘ポケットセラピスト‘‘に登録すると、担当セラピストとしてユーザーの肩こりに合った運動や対策を提案する以外に、担当ユーザーの生活習慣を把握し、その方に合った様々な対策方法をお伝えしてきます。そのためにも、画面越しの会話という限られた環境の中、その方の特徴をいかに聞き出していくか、そして見えない生活部分をどの程度イメージしていけるかというところにポイントがあります。そしてそれは、皆さまが実際に今、臨床で培っている経験があれば、それほど難しいことではありません!
これまでの内容を読んで興味を持たれた方、これを機会に予防分野に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。全国の「肩こり持ち」さんがあなたを待っていますよ!
私たちも‘‘ポケットセラピスト‘‘で皆様をお待ちしています!